Saihokai Association
西芳会とは
西芳寺の想いと価値を、
世界へ、そして未来へ。
一般社団法人西芳会は、令和元年に設立された西芳寺の後援団体です。参拝される皆様と西芳寺の架け橋となって、西芳寺の価値を後世へ受け継いでいくために。西芳会が運営するポータルサイト「into Saihoji」を通して、その魅力や価値を世界中へと発信してまいります。
西芳会はこのたび、人とお寺の新しい関係を叶える会員制度「Saihokai」を発足いたします。会員の皆様よりご支援をいただくことで、西芳寺を未来へつなぐ礎を築き、お寺とのご縁が深まることによって、その存在をより身近に感じていただけるさまざまなプログラムをご提案します。
人とお寺の新しい
関係をつくっていく。
「自己とじっくり向き合い、心静かにお参りいただきたい」そんな想いから、西芳寺は1977年に事前申込制の参拝方式を開始しました。檀家を持たない西芳寺にとって、その決断は困難な道のりの第一歩でもありました。参拝される方からいただく冥加料のみでは、設備の更新や文化財の保護にまで手が回りません。西芳寺は今日まで、この静けさを愛し、想いを注いでくださる方々とのご縁によって存続を果たすことができました。
宗教離れや、寺社との関係の希薄化が叫ばれてから、久しく時間が経ちました。お寺のあり方そのものが変わらなければ、西芳寺の価値を次の世代へ受け継ぐことはできません。西芳会は今、人とお寺の新しい関係を模索し続けています。
あらゆる人にとっての
「行きつけのお寺」
を目指して。
これまでお寺は、地域に寄り添い、共同体の中心としての役割を担ってきました。これからのお寺に求められるのは、物質的な距離より「心の距離」かもしれません。かかりつけの医者や、なじみのレストランのように、いわば「行きつけのお寺」として、自分を見つめ直したり、大きな決断をするための場として存在し続ける。そこに西芳寺の未来はあると私たちは考えます。
ご参拝の回数は限られたとしても、いつもお寺とのつながりを感じていられる。絶えずお寺に想いを馳せ、応援している実感を得ることができる。そんな、人とお寺の新たな絆を具現化することこそSaihokaiの使命です。
時代に合わせてアップデートを繰り返しながら、これからのお寺のあり方を見つめていく。西芳会の取り組みがさまざまな地域へ広がり、やがて社会全体を動かす力となることを、私たちは願っています。